117歳まで生きたMaria Branyas Moreraさん：長寿の遺伝子と生活習慣の秘密

スペインのカタルーニャ地方に住んでいたMaria Branyas Moreraさんは2024年に亡くなりましたが、死亡時の年齢はなんと117歳でした。長寿の要因がいろいろと調べられましたが、遺伝的な要因プラス生活習慣が関係していたのではないかと考えられています。

ゲノム分析では、心血管疾患、認知機能低下、糖尿病から保護する遺伝子変異が確認され、長寿に関連する遺伝子も発見されました。また、「悪玉」コレステロール値が低く、「善玉」コレステロール値が高く、炎症マーカーも低く、免疫システムも強固でした。これには遺伝的な要因だけではなく、腸内細菌叢も関連している可能性があり、ヨーグルトの摂取によって増加したビフィドバクテリウムが影響していると考えられました。

参考情報
She lived to 117: what her genes and lifestyle tell us about longevity
doi: https://doi.org/10.1038/d41586-025-03112-6